アントレ 2005年6月号
アントレ 2005年6月号
「楽天市場」という舞台を借り個店にはできない集客力を確保。店舗運営ノウハウを身につける
現在ネットショップの決済方法の主流はクレジットカードだ。 しかし、新規開業で実績のないショップには、カード会社の審査は難しい。 ベビー遊育玩具店を「楽天市場」に出店した廣島大三さんは、クレジットカード決済を開業時から導入できた。
「輸入ショップが仮に審査に通り契約できたとしても、カード会社に払う手数料は5~7%が相場。でも、楽天市場は出店者への優待制度から3.6%で契約できた。うれしい誤算でした」
開業後、実際に注文を受けるようになり、あらためてクレジットカード決済採用率の高さを実感した廣島さん。加えてノウハウが確立された店舗運営システムを素直に実践すれば、素人でも実践的な運営術を学べると知った。
「受注情報は自動的にデータベースに保存され、顧客にはメールを自動返信。注文などのCSVデータをダウンロードできたり、アクセス分析も画面で一元管理可能。バックオフィスがしっかりしている分、私は仕入れやサイトづくりにパワーが割けました」
2人目の娘の誕生を機に設立を決めた廣島さんは、スピード開業ができること。集客力をつけることを重視したそうだが、「楽天市場」への出店は正解だったといえよう。