日常のおけいこ絵本セット

対話読み聞かせママ、みてみて・できたよ!日常のおけいこ絵本セット

1歳から2歳の時期に身に付けておきたい、日常生活のおけいこを、対話読み聞かせで、楽しく取り組むための絵本セットです。

日常のおけいこ絵本読み聞かせ

1歳を過ぎると、子育ては新たなステージに入ります。 赤ちゃんは、いろんなことが出来るようになり、行動範囲も広がります。また言葉も達者になってきます。

この時期から3歳にかけて、ほとんどのお母さんにあてはまる関心事があります。

それは「日常のおけいこ」です。 同時にこれは、悩みの種でもあるのではないでしょうか?

トイレを失敗してしまった子どもに対して、ついつい叱ってしまったり、ごはんを食べ散らかす子どもにイライラしてしまったり、歯みがきを嫌がる子どもに、無理やり歯ブラシを押し込んだり……。

食事中

「誉めて伸ばしてあげたい」と思いつつ、目の前の惨状を見ると、ついつい叱ったり、怒鳴ったり、嫌な顔をしたりしてしまいます。

ここで、一つお伝えしておきたい重要なことがあります。

実は、この「日常のおけいこ」という営みは、単なる生活の練習やしつけではないのです。お母さんと子どもの間で繰り広げられる「日常のおけいこ」の営みは、この1歳から2歳の時期の発達のテーマそのものなのです。

「日常のおけいこ」の営みが、うまくいくか、いかないかは、その子のその後の人格形成や、学習基盤にまで影響を及ぼします。

発達心理学において、この1歳から2歳の時期の子どものテーマは、「母子関係」です。日常生活の中で、いろいろなことを練習する過程で、お母さんから励まされたり、教えてもらったり、そして、出来たときや、前よりも上手になったときに褒めてもらうことによって、母子関係が育まれます。そうやって、3歳までに小さな成功体験をたくさん積んでいくのです。

これが、子どもの安全基地となります。安全基地を得られると、今度は、探究心や好奇心を発揮します。そうすると、冒険をするようになり、冒険から新しい発見をします。そうやって、知能を発達させていきます。そして、それが、学習基盤となるのです。

いわゆる「地頭がイイ子ども」がそれです。

だから、お母さん方には、「日常のおけいこ」に上手に取り組んでいただきたいのです。

親子

しかしながら、冒頭の例にあるように、「ついつい」叱ってしまったり、無理やりやらせたりしてしまうことが多いのが「日常のおけいこ」です。だから、お母さんにとって、とてもストレスになる営みでもあると思います。

ですが、「日常のおけいこ」は、子どもの発達プロセスと、学習プロセスの原則がわかっていれば、実は、そのような厄介なものでもなく、ストレスなものでもなく、むしろ楽しい営みであり、Happy な営みなのです。

ではここで、「発達のプロセス」と「学習プロセス」について、少しお話しましょう。

子どもの発達プロセスとは?

最も大事なのは、発達段階に合っていることです。つまり、今のお子さんに出来るレベルのことに取り組んで、出来たら褒めるのです。

例えば、ボタンをつけるのとはずすのでは、子どもの発達段階で考えると、全然違う段階のアクティビティです。「はずす」方が、数段簡単です。でも、大人は、「ボタンの練習」と言って、セットで教えようとします。これでは、小さな成功体験は得られないのです。

積み木で遊ぶ子ども

褒められることに満足すると、子どもは、次の段階の取り組みに挑戦します。最初は、うまくいきませんが、以前の成功体験があるので、根気よく取り組みます。そして、出来るようになる → 褒められる → 満足する(小さな成功体験) → 挑戦する・・・この繰り返しによって、成長するのです。このプロセスに乗ることが出来れば、子どもは根気よく、そして楽しんで取り組むことが出来ます。

でも、毎日こんな風にはいかないかもしれません。子どもが乗ってこないときや、機嫌が悪い時もあるでしょう。子どもは、やり始めてしまうと乗ってきますが、多くの場合、やり始める前に嫌がったり、乗ってこなかったりするものです。

子どもには子どもの学習プロセスがあるのです。

ここで、子どもがやる気になる学習プロセスについて、お話ししましょう。「やる気スイッチ」と言ってもいいかもしれません。

日常のおけいこ絵本読み聞かせ

子どもが、やる気になるのは、どんなときでしょうか。それは、「楽しい!」とわかっていることを、やる時です。つまり、「楽しい!」とわかっている時、子どもは積極的に取り組むのです。そして、積極的に取り組むから、上達したり、新たな発見をしたり出来るのです。そうして、次の段階に進むのです。

この循環を回していくのが「学習プロセス」です。そのためにもっとも重要なのは、第一段階の「楽しいとわかる」ことです。言い換えると、日常のおけいこの取り組みと、「楽しい!」という感情が結びつくということです。これを「ポジティブ原体験」と呼んでいます。

子どもが、歯磨きを嫌がったり、ごはんの時間に機嫌が悪くなったりするのは、この「原体験」が、叱られたり、イライラされたりした経験に基づいていて、ポジティブではないからなのです。

ですから、最初に「ポジティブ原体験」を与えてから取り組めば、子どもは積極的に取り組みます。「おけいこ」を始めるときは、ポジティブ原体験のスイッチを入れてあげるだけでよいのです。

先ほども申し上げたように、この「日常のおけいこ絵本セット」は、子どもの発達プロセスと学習プロセスの原理にそって、日常のおけいこに取り組むように作りました。

ここで重要なのは、「できるようになること」ことではなく、楽しい「対話」を通して、日常の営みに対して、お母さんと子どもが、「楽しい」「幸せ」というイメージを持つことです。だから、「実践」の練習と共に、「対話読み聞かせ」でのコミュニケーションが重要なのです。

たとえば、日常のおけいこの中で、最も重要なもののひとつであるトイレトレーニングを例にしましょう。

トイレトレーニングと言っても、何から始めて良いのかわからないと思います。そんな時は、いきなりトレーニングを始めるのではなく、まずは、絵本で「対話読み聞かせ」をしてみましょう。

トイレトレーニング

「わ~、この子、おトイレでおしっこしてるね!すごいね~!○○くんも、こうやっておしっこしたら、かっこいいよ。お母さんと一緒に、今度練習してみる?」

こんな風に、トイレの絵を通して、楽しい対話をしてポジティブ原体験を与えます。対話読み聞かせなら、お母さんが好きなように楽しい世界にしてあげられます。

そんなポジティブ原体験を持って、実際のトイレトレーニングを行えば、楽しく、積極的に取り組めます。そのように、取り組めれば、出来た、出来ないに関係なく、お母さんが、励ましたり、褒めるたりする機会が増えます。(子どもが、積極的に取り組んでいれば、出来た、出来ないは関係なくなるものです)

「いいよ!次にがんばろう!」という容認や、「惜しい!でもおしっこの感覚はわかったみたいね!」という励ましや、「できたね~」「すごいね」という賞賛、そのような好ましい言葉かけが、自然と出てくるものです。

お母さんからそのように接してもらえると、子どもは、どんどん前に進むようになります。つまり、学習効果の促進が起こるのです。そのようにして、楽しく取り組むプロセスに、大きな学びが生まれるのです。

ここまで読んでいただいて、お分かりになったと思います。 実は、日常のおけいこは、何も特別な営みでも、難しい営みでもないのです。

でも、お母さんだって、人間ですから、何の意識もせずに、ただ取り組んでしまうと、「ついつい」言いすぎてしまったり、手を出し過ぎてしまったりするものです。そうすると、子どもは、学習プロセスに乗ることが出来なくて、ますます嫌がるようになり、嫌がるから、お母さんも感情的になってしまう・・・そんな悪循環が生じてしまうのです。

泣く子ども

ですから、子どもの発達プロセスと学習プロセスにおける背景と目的をわかった上で、取り組むことに、大きな意味があります。つまり、ただ取り組むのと、「プラスのエッセンスを加えて」楽しく取り組むのとでは、大きな違いが生まれるということです。それによって・・・

楽しく学ぶ

楽しく、Happyに取り組めて、豊かな情緒と高い学習基盤を育むことが出来るのです。

この「日常のおけいこ絵本セット」は、そのために、子どもの発達プロセスと学習プロセスの原理にそって「日常のおけいこ」に取り組めるようになっています。

それでは、その中身をご説明しましょう。「日常のおけいこ絵本セット」は、次の3つの要素で、あなたとお子さんの大切な日常のおけいこの営みを、価値あるものにします。

日常のおけいこ絵本セット

テキスト:日常のおけいこ」どのようにして、日常のおけいこを進めればよいかがわかる!

対話読み聞かせ絵本「ママみてみて、できたよ!」ポジティブ原体験のもとに、日常のおけいこに取り組む原動力

日常のおけいこポスター子どもが乗ってこないときや、やる気のない時に、子どものやる気スイッチを入れて、積極的に取り組むきっかけをつくる

では、詳しくそれぞれをご説明します。

「テキスト 日常のおけいこ」

テキスト日常のおけいこ

「日常のおけいこ」に取り組む上で、お母さんには、少しだけ学んだ上で、取り組んでいただきたいと私どもは考えます。

それによって、あなたのお子さんの1歳から3歳の期間に、「日常のおけいこ」を通して、とても楽しくて、質が高くて、内容が濃いアクティビティをたくさん体験していただき、「学習基盤」と、「心の礎」をしっかりと育むことができます。

それは、知的好奇心に溢れ、豊かな知能を育み、また他人への共感力が強く、安定した情緒とコミュニケーション能力に長けた子どもに育てることにつながるのです。

そのために、この「日常のおけいこ絵本セット」には、お母さんが学ぶテキストがついています。この中には、1歳から2歳の子どもの発達のことをはじめ、どうやって、おけいこやトレーニングを進めていくか、その際、何に注意すればいいのかといった、お母さんの「どうしたらいいの?」の答えが、(社)日本アタッチメント育児協会の監修のもとにまとめてあります。

対話読み聞かせ絵本「ママみてみて できたよ!」

対話読み聞かせ絵本「ママみてみて できたよ!」

白黒赤絵本同様に、お母さんとお子さんの対話を促すために、あえて「文字」も「ストーリー」も入れておりません。また、順番もありません。

「日常のおけいこ」のそれぞれの営みについて、いろんなお話をすることで、「楽しい!幸せ!」の原体験を与えてあげられるように作りました。

対話読み聞かせ絵本「ママみてみて できたよ!」表裏

ここで楽しく学ぶ「日常のおけいこ」は・・・

1.お出かけ準備(着替え+靴の脱ぎ履き)

2.トイレトレーニング

3.手洗い

4.お食事

5.歯みがき

6.おふろ

です。

お子さんとの対話をしやすくして、楽しくする「しかけ」

白黒赤同様に、この絵本にも、ママやパパと遊びの仕掛けの要素を加えました。指を穴から出して、「手を洗おうね~」などと語り掛けをしながら、お子さんと対話してみましょう。

楽しく学ぶ

歯ブラシのページ

歯ブラシを指でもって、歯をピカピカに磨いてみよう!!

手洗いのページ

手洗いはこんな風にやるんだよ~と、指を手に見立てて、洗い方を教えてあげましょう!

ジャバラに大きく広げられるので全体が見渡せます。

絵本はジャバラに広げられるようになっています。 一日の流れが広げて見ることができるので、順を追って日常のおけいこの流れについて、対話できます。 大きな絵本にお子さんも大喜び!!

赤ちゃんとパパ

そして、さらに、

お子さんが、あまり乗ってこなかったり、嫌がったりした時に、「やる気スイッチ」をポンッと入れて、ポジティブ原体験を再現するための「 日常のおけいこポスター」とその使い方テキストもセットにしました。

日常のおけいこポスター

日常のおけいこポスター

子どもは、これからやることのイメージがわかっていて、それが楽しいことなら、すぐに乗ってきます。でも、言葉で言ったり、説明したりしても、この時期の子どもは、まったくイメージできません。そうすると、「何が起こるの?」という不安だけが残ります。つまり、子どもが嫌がったり、乗りが悪かったりするのは、これからやろうとすることのイメージが出来ない不安からなのです。

この時期の子どもは、実は、「絵」や「映像」に結び付いた感情イメージは、すぐに再現できるのです。そこで、「日常のおけいこ」のアクティビティや、日常の生活の場面をシンプルな絵にしました。それぞれの絵を見て、その絵から呼び起されるポジティブな感情を引き出せれば、子どもは、安心して、積極に、楽しく取り組む心の準備ができるのです。

例えば、こんな使い方です。

このポスターをお部屋のよく見える位置に貼っておき、おけいこを始める前に、「これから何をするのか」「それはどんな楽しいことなのか」をお話ししてあげましょう。 ポスターは、これからお母さんが教えようとしていることが、イラストで分かりやすく描かれているので、お子さんは絵を見て、これから始めることや、それを行って成功している自分をイメージしやすくなります。

これからお母さんが、日常のおけいこの何かを始めようとするとき、「これから、これをやるよ!今日は、どこまでできるかな!」と声かけするだけで、子どもは、ワクワクしたり、興味や好奇心を持ってはじめることができるのです。

「テキスト 日常のおけいこポスター」

テキスト 日常のおけいこポスター

「日常のおけいこポスター」の使い方について説明をしています。また、ポスターと絵本による対話読み聞かせ、そして実践の組み合わせ方などが解説されています。

『日常生活のおけいこ』は、お子さんの「きっとうまくいくからやってみよう」という成功するイメージ(1.安心)、そして実際にやってみる(2.行動)、最後に失敗しても成功しても、「こうすれば今度はうまくいくんだ」「あぁすれば、もっとできるようになるかも」という次へ繋がる目標を見つける(3.発見)という、順を追った、小さな成功体験の積み重ねで出来上がっています。

やがてそれが、大きな成功体験へとなり、最終的には一つ一つのアクティビティをマスターしていきます。 その積み重ねの中では、お子さんの頑張りだけでなく、実はお母さん自身にもお子さんの段階に合わせて演じていただきたい、大切な役割があるのです。

このテキストでは、実際にお母さんがどんなことをしてあげるのが『日常のおけいこ』において、重要なのか、具体的に例を挙げて、説明しています。お母さんとお子さんが一緒に協力して日常のおけいこに取り組むことで、楽しみながら、この時期のテーマである母子関係を深めていけるのです。

お子さんが1歳を過ぎたら、今すぐ、はじめましょう!日常のおけいこ!

子育てに「遅すぎる」ということはありませんが、しかし、その時期に取り組むべき発達の課題に取り組むのは、「早いに越したことはない」というのも、事実です。

そして、どうせやるなら、不安やイライラではなく、楽しく、Happy に、取り組んで、お子さんの無限の可能性を開いてあげましょう!

この絵本セットは、そのために作りました。

日常のおけいこ絵本セット

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98324286
商品番号

PDB-2

商品名

ママ、みてみて・できたよ!日常のおけいこ絵本セット

セット内容

対話読み聞かせ絵本「ママみてみてできたよ!」
「テキスト 日常のおけいこ」
「日常のおけいこポスター」
「テキスト 日常のおけいこポスター」

対象年齢

1歳から

備考

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