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1歳を過ぎると、子育ては新たなステージに入ります。
赤ちゃんは、いろんなことが出来るようになり、行動範囲も広がります。また言葉も達者になってきます。
この時期から3歳にかけて、ほとんどのお母さんにあてはまる関心事があります。
それは「生活のしつけ」です。
同時にこれは、悩みの種でもあるのではないでしょうか?
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トイレを失敗してしまった子どもに対して、ついつい叱ってしまったり、ごはんを食べ散らかす子どもにイライラしてしまったり、歯みがきを嫌がる子どもに、無理やり歯ブラシを押し込んだり……。
「誉めて伸ばしてあげたい」と思いつつ、目の前の惨状を見ると、ついつい叱ったり、怒鳴ったり、嫌な顔をしたりしてしまいます。 |
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お母さんは、毎日子どもと向き合って、ウンチを片付け、テーブルをキレイにして、虫歯にならないように歯みがきしてあげているのだから、多少イライラしてしまっても無理はないでしょう。
むしろ、この時期の子育ては、それほど大変なことなのだと言えます。
でも、心理学の立場からひと言申し上げますと、1歳から3歳の子どもにとって、そのようなお母さんのマイナスな対応は、お母さん自身が思っている以上に、子どもの心に残ってしまいます。
それは、ほんの小さな見えない「心のつっかえ」ですが、この時期の子どもにとっては、大きな影響を与えかねません。
なぜなら、発達心理学によれば、ちょうど1〜3歳のこの時期は、母子関係を育てることがテーマであり、その関係は、トイレトレーニングをはじめとする日常生活の取組みを通して作られるからです。
つまり、良好な母子関係と毎日の取組みによって、子どもは自信を育み、冒険し、さまざまな発見をして、成長していくのです。
つまり「生活のしつけ」において、イライラした態度で接してしまうことは、良好な母子関係を育むことを妨げ、子どもの自信や探究心や発見の機会を制限してしまうことにもなりかねません。
しかも、この時期に形成される「自信」は、「心の礎」であり、「探究心、好奇心」や「発見、理解」といった要素は、将来の「学習の基盤」となる重要な役割を担っています。
では、どうしたら良いのでしょうか?
生活のしつけを全くしないで育てるわけにはいきませんよね!
実は、「生活のしつけ」を毎日の育児の中で楽しく行う方法があるのです。
それは「生活のしつけ」というイライラでいっぱいの義務を、「日常のおけいこ」という楽しい知育アクティビティに変えてしまうことです。
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子どもにとっては、お母さんといっしょに、何かを毎日楽しんで取り組むことによって、良好な母子関係のもとに自信が育ち、「安定した心」が育ちます。
また、良質のアクティビティを体験することによって、探究心が育ち、さまざまな発見をすることで、豊かな知能が育ちます。 |
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これを同時に行なうことができるのが、
「日常のおけいこ」なのです。
それによって、子どもは、知的好奇心に溢れ、豊かな知能を持ち、また他人への共感力が強く、安定した情緒とコミュニケーション能力に長けた子どもに育つことができるのです。
トイレトレーニングや、ごはんを自分で食べること、歯みがき、手を洗うこと、おふろで体を洗うことなどという営みは、高度な認知や細かい手の動き、体のコントロールを必要とします。
それだけではなく、これらの営みは、それを教えるお母さんとのコミュニケーション体験でもあるのです。
毎日の生活の中で、子どもは、お母さんといろんなことに取り組んで、誉められることを通して「自信」を養い、喜んでもらったり、一緒に楽しんだりすることで「楽しく幸せな原体験」を得ます。
そうして、子どもの心が「安心と安定」に向かうと、やがて、お母さんと自分を切り離し、「自分自身」を意識するようになります。この「自我のめばえ」は、脳にとっては、大きな成長の一歩と言えるのです。
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自我が芽生えると、子どもは、お母さんのひざから旅立って冒険をします。
冒険は、新たな発見を与えます。新たな発見は、さらなる探究心を生みます。新たな探究心によって冒険し、新たな発見をして……そうして、子どもは、成長します。 |
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それを発達心理学的に言えば、「心の成長」と「体の成長」と「脳の発達」が、三位一体をなして、らせんで成長し、自我を確立する時期であるのです。
ここで考えてみてください。
「生活のしつけ」と「日常のおけいこ」は、何がちがうのでしょうか?
それは
「しつけ=義務」
「おけいこ=良質アクティビティ」
という違いです。
でも、やることそのものは、全く同じことなのです。
この二つを分けているのは、お母さんの「気持ち」と「取組み方」だったのです。
つまり、義務をイメージする呼び方を、アクティビティをイメージする言葉に変えただけなのです。それに、お母さんが楽しくワクワクして取り組む要素を加えたのが「日常のおけいこ」の正体だったのです。
それでは、大切な「日常のおけいこ」を楽しんで、ワクワクと取組むにはどうすると良いのでしょうか?
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私は、絵本を使った「対話読み聞かせ」と「実践」を相互に組み合わせて取り組むことをオススメします。
この時期の子どもは「まね」から学びますので、「実践」において、お母さんがやって見せたことを「まね」することで、さまざまな技術やスキルを身に付けます。 |
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さらに、「対話読み聞かせ」の中で生まれるお母さんと子どもの対話によって、絵本の中の絵の内容と、実際の物や状況、実体験を関連付けることによって「認知力」を身につけます。
また、対話読み聞かせの対話は、「成功の疑似体験」の機会でもありますので、子どもの好奇心と探究心を育て、その先の自信を養います。
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ここで重要なのは、「できるようになること」ことではなく、お母さんと子どもが、楽しい「対話」を通して、日常の営みに対して、「楽しい」「幸せ」というイメージを持つことです。
だから、「実践」の練習と共に、「対話読み聞かせ」でのコミュニケーションが重要なのです。
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たとえば、トイレトレーニングに取り組む際にも、「対話読み聞かせ」を通して、楽しいイメージを作れば、実際にトイレに行ったときに、子どもは、楽しいイメージと共に取り組むことができます。
楽しく取り組めれば、出来るようになるのは、時間の問題です。そうして、楽しく取り組むプロセスに、大きな学びが生まれるのです。
さらに、1〜3歳という時期は、発達心理学においては、「母子関係をつくる」時期であり、トイレトレーニングや様々な日常のおけいこを通して、お母さんにほめられたり、「できたね〜!」と言って、喜ばれたりすることや、逆に泥んこ遊びをして、服を汚して怒られたり、悲しい顔をされたり、そのような葛藤を通して、母子関係を構築していく時期です。
そのような時期に、「対話読み聞かせ」を通して、さまざまな日常のおけいこに取り組むことは、子どもの発達の上でも、とても重要なことなのです。
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ここまで読んでお分かりになったと思います。
実は、1歳〜3歳の良質アクティビティといっても、何も特別な営みではないのです。
当たり前のことを、当たり前にやれば良いのです。
でも、何の意識もせずに、ただ取り組むのと、背景と目的をわかった上で、取り組むのとでは、大きな違いがあります。
また、ただ取り組むのと、「プラスのエッセンスを加えて」楽しく取り組むのとでは、もっと大きな違いが生まれます。
ですから、お母さんには、「日常のおけいこ」と子どもの発達の関わりや、子どもの心と体と知能の発達についての背景と目的について、少しだけ学んだ上で、取り組んでいただきたいのです。
それと同時に、「プラスのエッセンス」としての対話読み聞かせを、取り入れていただきたいと考えます。
それによって、あなたのお子さんの1歳〜3歳の期間に、とても楽しくて、質が高くて、内容が濃いアクティビティをたくさん体験していただき、「学習の基盤」と、「心の礎」をしっかりと育んでいただくことができます。
それは、知的好奇心に溢れ、豊かな知能を育み、また他人への共感力が強く、安定した情緒とコミュニケーション能力に長けた子どもに育てることにつながるのです。
そのために、今回は、
「対話読み聞かせ絵本 ママみてみて できたよ!」
と共に、お母さんに学んでいただくための
「テキスト 日常のおけいこ」
をセットにしました。
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「テキスト 日常のおけいこ」 |

わが子の「心」と「体」と「知能」の発達において、お母さんが、どのような役割を演ずるのか、何が大事なのか、なぜそうするのか、それによって、何が良いのか、といったことを、わかりやすく解説した上で、対話読み聞かせを取り入れた「日常のおけいこ」のアクティビティのやり方を解説しています。
「1〜3歳の子育てを学ぶ」と言うと、大げさですが、このテキストを読むことで、あなたの子育てが、楽しいものになり、子どもとの時間が充実することは、間違いありません。
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対話読み聞かせ絵本
「ママみてみて できたよ!」 |



白黒赤絵本同様に、お母さんとお子さんの対話を促すために、あえて「文字」も「ストーリー」も入れておりません。
また、順番もありません。
「日常のおけいこ」のそれぞれの営みについて、いろんなお話をすることで、「楽しい!幸せ!」の原体験を与えてあげられるように作りました。
ここで楽しく学ぶのは・・・
- 着替え
- トイレトレーニング
- 手洗い
- お食事
- 歯みがき
- おふろ
です。
これらを、実践と組み合わせて、褒めてあげたり、やり方を教えてあげたりして、
「楽しい!幸せ!」の原体験を与えてあげてください。
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