子どもの発達ステージ
0歳から6歳までの乳幼児期間は、それぞれの成長発達プロセスによって3つのステージに分けられます。
ステージはそれぞれ、五感ステージ(0歳から1歳)・日常のおけいこステージ(1歳から2歳)・コミュニケーションステージ(2歳から6歳)と、呼ぶことができ、これはそれぞれのステージ(段階)の大きな発達のテーマを意味しています。
それぞれのステージには大きなテーマだけでなく、その時期に経験したい、いくつかのテーマ(発達の課題)があります。そしてそれらのテーマは各々、順番にステップをふんでいくことで達成されていきます。
どのステージにも共通して言えることは、 「子どもはステップの順番を追って成長していくことが大切なので、親はそれを十分に理解して、子どもとの営みを行っていくこと」 です。
子どもの知能と心の発達には、上の図のような順番と段階があります。そのプロセスは、階段を一段一段上るように、どのステップも飛ばすことができないのです。
0歳から6歳というのは、これからの長い人生の土台をつくる時期です。その大切な時期に、土台をつくる段階で、積み上げるべきステップを飛ばしてしまうと、その後の子どもの健やかな成長発達が阻まれてしまう可能性すらあるのです。
先を急ぐ必要はありませんので、1段1段しっかりと積み上げていきましょう。
そして、子どもがそれらの発達課題をクリアし、ステップを積み上げ、豊かに育っていくためには、お母さんやお父さんによる、子どもの成長発達への正しい理解と働きかけ、親子の営みが欠かせません。
なぜなら、知能を育てる「知育」と、心を育てる「心育」は、まさに「子育てそのもの」だからです。