そうして出来上がってきた試作品2号。1号から出てきたアイデアや改善点は、2号にすべて網羅され、細かい修正を除けば、仕様としては、言うことなしな状態に仕上がってきました。 今回、検討すべき最後の、そしてもっとも大きなポイントは、赤の色味です。2号は、確かに、白黒赤絵本の「赤」になっています。そして、「赤」の色味だけの違いなのですが、全体の印象がずいぶん違うことがわかりました。 そこで、またミーティングで、いろんな意見を出し合い、「どちらの赤がいいのか?」を話し合いました。
この話し合いでわかってきたことがあります。1号の試作品を見たときに、オシャレな印象や、モダンな印象を受けたのは、「赤の色味」が大きな要因だったということです。すこし彩度を落とした落ち着いた「赤」だから、そのような印象が強かったのです。逆に、朱色がかった明るい「赤」の方は、元気で、楽しいイメージでした。
さて、どちらにするか?
どちらにも、それぞれの良さがあります。
それを考えれば考えるほど、結論は出ません。
そこで、原点の「赤ちゃん本位」に変えることにしました。そして出した結論は・・・・
「赤ちゃんに聞いてみよう!」