さて、いよいよ生産段階に入るのですが、その前に、CE規格の審査があります。プレイジムは、新生児から使いますので、CE規格の中でもさらに厳しい「EN-71」という規格を通します。
もっとも工夫が必要だったのは、色落ち試験です。白黒赤の印刷にあたって、インクには、体に入っても無害なインクを使用するのですが、その上で、そのインクの色落ち強度が求められます。
これは、インクと布の材質の相性もあり、なかなか奥の深い世界で、様々なパターンを試した結果、コットン100%の場合に、インクとの相性が見出せ、最も色落ちが少ないことがわかりました。実際に、洗濯機で丸洗いもして、ほとんど色落ちはなく、「EN-71」の基準を軽くクリアするレベルに落ち着きました。
これには、生産を請け負ってくださった宮地さんに感謝です。彼の、ただならぬ苦労のおかげで、この白黒赤プレイジムは、CEの「EN-71」規格を、難なくクリアすることが出来ました。この他にも、通関の際の食品検査がありますが、CEをクリアすれば、これは、問題なく通ります。
この他にも、生産段階では、様々な困難や試行錯誤があり、それらを一つ一つクリアして、理想のプレイジムが形になっていきました。
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