「ごっこ遊び」というのは、幼児期の発達の上で、とっても重要な遊びなんです。
2歳半を過ぎて、話を聞けるようになり、言葉を伝えられるようになる頃から、自立心と社会性が他者とのかかわりの中で育っていくようになります。
お母さん、お父さん、兄弟、お友達やぬいぐるみなどと言葉でコミュニケーションを取りながら「ごっこ遊び」をするようになります。
これは その後の「自立」や「社会性」の土台を築く遊びなんです。「役を演ずる」「他者と関わる」ということが重要なんです。
ごっこ遊びで、お母さんやお父さんになりっきて役を演じることを通して想像力を育み、他者と関わりながら、仲良く遊ぶためのルールや順番を自分たちで考えたり、それを守ることで社会性が養うことができます。
また、こういった ごっこ遊びは、おもちゃが作りこみ過ぎていると、子どもが想像する必要がなくなり、何かに見立てることや、工夫するために必要な想像力が育ちにくくなってしまいます。
想像力を育むこの時期は、 細部まで細かく作りこまれているおもちゃよりも、シンプルで丈夫な、リアル過ぎないハッキリとした色形の物の方が、より想像力を育てることができます。
ごっこ遊びを通して、子どもの目線で対話をしてみてください。